E2(2022)#0028
■イヴェント名:「横手のぼんでん(横手の雪まつり)」
☆震災復興祈願型・年中行事型・地元密着型・参加型
☆およそ300年の伝統を誇り、他に類を見ない豪華旬爛で大きな頭飾りが特徴の横手のぼんでん。家内安全、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願し、旭岡山神社に横手若衆たちが押し合いも激しく奉納する。また前日の2月16日には、梵天の出来栄えを競う「梵天コンクール」が開催される。雪国横手では、「ぼんでんが終わると春がやってくる」と言われ、季節の移り変わりをおしらせする伝統行事。
■日時:2022年2月16日(水)~17日(金)
18:00〜20:00
■会場:横手市役所本庁舎前、旭岡山神社
住所:横手市中央町8番12号
▼R2(Rescue Rute)災害避難経路
■アクセス
【電車・バス】
JR横手駅から徒歩約10分(横手市役所本庁舎前まで)
【車】
秋田自動車道横手ICより約3.5km
▼駐車場:あり
■料金:入場時に協賛金/1人1000円、高校生以下無料 ※事前申込制(詳細はホームページでご確認ください)
■イベント内容
令和3年度(2022年)横手の雪まつり「梵天コンクール」は、横手市役所前に集合してのコンクールは行わないことになりました。
「ぼんでん(梵天)」とは、神霊が降臨するための標示物・依代(よりしろ)としての大きな御幣形のものを意味しています。五穀豊穣、家内安全、商売繁盛など様々な願いを込めて毎年2月17日、旭岡山神社に奉納する行事で、約300年の歴史があるといわれています。
横手のぼんでんは、他に類をみないほどの大きさ、優美さ、そして豪華さが特徴です。竿の長さは約4.3m。その先に直径約90㎝の円筒形の竹籠を取り付け、色鮮やかな「さがり」(布地や麻糸など)を垂らし、しめ縄や紙垂、鉢巻を取り付け、さらに干支、人形などの意匠を凝らした頭飾りをのせます。全体の大きさは5mを優に越え、その重さは30㎏以上にもなります。
2月16日には、梵天全体の出来栄えを競う「梵天コンクール」も行われ、会場となる横手市役所本庁舎前には、本梵天、子供たちの小若梵天、えびす俵が並びます。
▼横手のぼんでんの特徴は、他に類を見ないほど大型であることと、豪華絢爛な頭飾りにあります。各町内や職場の若者たちによって奉納されるぼんでんには「五穀豊穣」「町内安全」「商売繁盛」などさまざまな願いが込められ、先陣を競って押し合う様子は壮観です。本殿を目がけてぼんでんが勢いよく突っ込み、さらに激しくもみ合って熱気は最高潮に達します。
ぼんでんはかつて旧暦1月17日に奉納されていましたが、昭和27年より新暦2月17日に改められ、「かまくら」とともに雪まつりとして観光行事になりました。昭和34年より、奉納前日の2月16日に頭飾りのでき栄えを競う「梵天コンクール」も行われています。昭和55年からは、主に地元の小学生が奉納する「小若ぼんでん」も参加するようになりました。
そろいの半てんを着た若者たちがほら貝を吹きならし、“ジョヤサ、ジョヤサ”のかけ声とともに進む様は、「静」のかまくらと対照的な「動」のまつりを感じさせます。
▼ぼんでんの起源については、文政四年(1821年)の神官宅火災で古い記録が焼失し定かではありませんが、横手のぼんでんは約300年の歴史があるといわれています。
弘化二年(1845年)、横手城主戸村十太夫の催しで全町あげての巻狩が中山で行われ、それには火消しや火防組も参加したようです。正月16日の夜中から巻狩が始まリ、17日の夜明けには獲物を持って引き上げました。火防組は「まとい」を先頭に、装いも勇ましく旭岡山神社に引き上げ、無火災祈願をして解散したといわれています。この「まとい」の名残が、今のような大型のぼんでんとして受け継がれているものとされています。嘉永の頃(1848年~1853年)、八軒町(現神明町)の人が紙の小型のぼんでんを奉納したのがぼんでんの始まりともいわれていますが、はっきりしていません。しかし嘉永年間のぼんでんの制札が神社の拝殿に残っているので、この当時ぼんでんの奉納があったことは事実のようです。
鍛冶町に旭岡山神社の信者たちで作った講中があって、草創からぼんでんを奉納したようです。この講中は神社から特別待遇を受け、講中の奉納ぼんでんは神社に置いたままにし、制札だけ神官宅へ持参したようです。鍛治町のぼんでんが来ると、他のぼんでんは敬意を表して道をあけて通したといわれています。
▼「ボンデンの由来を単なる棒手から出たとするものとする棒手説、形状から原始宗教のシンボルなどとする説、仏寺の施餓鬼供養の際に使用する五輪塔状の幣束であるとする仏事幣束説などがあった。ボンデンは幣束の派生物であり、それがボデと称され、修験道の幣束の大梵天王と結びつき、現在のボンデンとなった。ボンデンを梵天とあて字で書くまでになったのである。」(秋田民俗語彙辞典:ボンデン)
☆「横手市」ってどんなところ?
横手市(よこてし)は、秋田県東南部に位置する市。
秋田県東南部の中心都市である。B級グルメの横手やきそばや2月に行われる伝統行事のかまくらが全国的に有名である。
▼2005年(平成17年)10月1日、旧横手市と、平鹿郡に属していた全町村(増田町、平鹿町、雄物川町、大森町、十文字町、山内村、大雄村)が合併し、新制・横手市として発足。これにより、一時的にではあるが県庁所在地である秋田市を除いて県内で唯一の人口10万を超えるなど、県内第2の人口を有する都市となった。
▼豪雪地帯として知られており、冬場の積雪は1mを超える。
【道の駅】
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【祭事・催事】
銀河系宇宙ほらふき大会(雄物川地域、1月中旬)
横手の雪まつり
横手のかまくら(2月15日 - 16日)
横手のぼんでん
あきた十文字映画祭(2月)
光頭会(雄物川地域)読んで字のごとく、頭部のテカリ具合を競う祭典。
たらいこぎ競争(真人公園、4月下旬)
さくら祭り(真人公園・横手公園・金沢公園、4月下旬)
よこての全国線香花火大会(7月)
ははは祭り(雄物川地域、8月8日)
増田の花火(9月14日夜)
月山神社祭典(9月14日 - 15日)
浅舞公園あやめまつり(浅舞公園、6月下旬 - 7月上旬)
掛唄(金澤八幡宮、9月14日夜 - 15日朝)
奉納相撲(金澤八幡宮、9月15日)
ささら舞(金澤八幡宮、9月15日)
よこて菊人形まつり(秋田ふるさと村、10月下旬 - 11月上旬)
よこてイーストイルミネーション(11月中旬 - 2月中旬)
大雄イルミネーション(ゆとりおん大雄、12月上旬 - 12月下旬)
十文字イルミネーション(十字の里、12月上旬 - 1月上旬)
おおもりケヤキ並木イルミネーション(大森地域局、12月中旬 - 1月上旬)
鶴ヶ池公園見晴らしの森イルミネーション(鶴ヶ池(山内地域)、12月中旬 - 1月中旬)
槻の木光のファンタジー(琵琶沼(平鹿地域)、12月中旬 - 1月中旬)
【出身有名人】
加瀬谷東嶺(絵師、旧増田町出身)
石川達三(作家、旧横手市出身)
泉川白水(俳人、画家、旧横手市出身)
鈴木清(プロレタリア作家、旧横手市旭地区出身)
松井如流(書家、旧横手市出身)
きくち正太(漫画家、旧大森町出身)
佐々木康(映画監督、旧雄物川町出身)
島森路子(雑誌編集長、旧横手市出身)
矢口高雄(漫画家、旧増田町出身)
土田世紀(漫画家、旧大森町出身)
泉谷閑示(精神科医、旧十文字町出身)
秋田家万助(漫芸師、旧大雄村出身)
Cup's(ロックバンド、旧大雄村出身)
THE SxPLAY(歌手、横手市出身)
高橋優(ミュージシャン、旧山内村出身)
鶴岡雅義(鶴岡雅義と東京ロマンチカ、旧平鹿町出身、出生地は新潟県小千谷市、浦和高等学校卒業)
人見きよし(お笑いタレント、俳優、旧増田町出身)
壇蜜(グラビアタレント、女優、横手市出身)
ヒラノノゾミ(女優、横手市出身)
米内佑希(声優、横手市出身)
宇佐美大輔(バレーボール選手、旧雄物川町出身)
大ノ森金市(大相撲力士、前頭5枚目、旧大森町出身)
大蛇潟金作(大相撲力士、前頭筆頭、旧平鹿町出身)
公地次男(大相撲力士、十両3枚目、旧平鹿町出身)
照ノ海十二(大相撲力士、十両17枚目、旧平鹿町出身)
開錦豪藏(大相撲力士、十両16枚目、旧十文字町出身)
清瀬川敬之助(大相撲力士、関脇、旧大森町出身)
清ノ森政夫(大相撲力士、前頭9枚目、旧大森町出身)
清美川梅之(大相撲力士、前頭筆頭、旧十文字町出身)
中川申也(プロ野球選手、元阪神タイガース、旧山内村出身)
日本海忠藏(大相撲力士、前頭16枚目、旧雄物川町出身)
長谷川誠(プロバスケットボール選手、秋田ノーザンハピネッツ、旧雄物川町出身)
佐藤清美(プロバスケットボール選手、バスケットボール指導者、旧大森町出身)
平鹿川泰二(大相撲力士、前頭13枚目、旧雄物川町出身)
前ノ山政三(大相撲力士、前頭13枚目、旧平鹿町出身)
村田辰美(プロ野球選手、元近鉄バファローズ・横浜大洋ホエールズ、旧横手市出身)
若瀬川栄蔵(大相撲力士、前頭筆頭、旧雄物川町出身)
北島良子(陸上競技長距離走・マラソン選手、トレイルランナー、旧横手市出身)
高橋勇市(陸上競技・マラソン選手、パラリンピック代表、旧横手市出身)
向川桜子(スキー選手、秋田ゼロックス株式会社所属、旧横手市出身)
将豊竜将太(大相撲力士、幕下3枚目)、旧十文字町出身)
【マスコットキャラクター】
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■お問い合わせ
(一社)横手市観光協会
電話番号:0182-33-7111
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E2(2022)#0028:2月16日~:横手市:「横手のぼんでん(横手の雪まつり)」
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